夏の養生<肌・スキンケア>

胃腸の冷えによるニキビに注意

 ニキビや吹き出物がなかなか治らない、それは胃腸からのSOSかもしれません。漢方では、頬全体やこめかみ、口の周りは胃腸の不調が現れやすい部位とされています。甘いお菓子や油っこいもの、冷たい飲み物、暴飲暴食、偏食などで胃腸に負担をかけていませんか?特にこれらの部位のニキビや吹き出物がなかなか改善しない場合には普段の食生活を見直してみましょう。

顔色に「心」の状態が現れる

 「心の華は面にあり(しんのはなはつらにあり)」という言葉にあるように、顔面は脳や心理状態と深い関わりのある五臓六腑の「しん」の状態が現れる場所とされています。「顔を真っ赤にして怒る」とよく言うように、血管が豊富な顔面は、精神・心理状態が現れやすい場所と言えます。気持ちが興奮することで血が上れば、顔全体が赤くなる、ニキビや吹き出物などの炎症が目立つ等、お肌のトラブルが起こりやすくなります。また、「心」の栄養不足によって血行が悪くなると肌のトーンが暗くなる、目の周りのクマが目立つ等の変化が見られます。

 暑さでイライラする、熟睡できない…このようなからだの不調は美肌の大敵。夏は特に「気持ちを落ち着かせること」や「睡眠の質を上げること」を意識して過ごすようにしましょう。

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