春の養生<衣>

守るポイントを知って「風邪ふうじゃ」対策

 朝晩まだ肌寒く気候も変わりやすいため体調を崩しやすい春先は、服装の調節にも気を付けたいものです。春の服装ポイントは「上半身よりも下半身を温めて冷やさない」ことです。特に、普段から「冷え」が気になる人は少し暖かくなったからと言って無理をして薄着をしないようにしましょう。
 漢方では「風邪ふうじゃ」は“百病ひゃくびょうちょう”と言われ、様々な邪気をからだに招き入れることで病気を引き起こすものとされています。自然界の風は空に向かって舞い上がるように、風邪ふうじゃはからだの上側(頭や首)から侵入して、頭痛やめまい、顔面神経麻痺など特に頭部、顔面部のトラブルを引き起こすとされています。風の強い日、気温が低い日は頭部や首回りを中心にストールや帽子で覆うことで風邪の侵入をなるべく避けるようにしましょう。

ゆったりした服装を

 春は憂鬱感やイライラ感など、心の不調も強くなりやすい季節です。五臓六腑の「かん」は、束縛を嫌いのびやかな状態を好むため、下着や衣服も締め付けないゆったりしたものを選ぶようにしましょう。髪をきつく縛ることも避けるようにして、身に付けるものによってからだを締め付けないようにしましょう。

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