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症状別の解説 皮膚炎・アトピー・肌のトラブル

■皮膚炎・アトピー・肌のトラブルの症状について■ 

皮膚のお悩みについて、様々な症状をお伺いします。
「皮膚炎、アトピー性皮膚炎、乾燥肌、肌荒れ、蕁麻疹、イボ、火傷、しみ、しわ」など
軽症から難治性の皮膚症状とお勧めできる漢方薬には様々な種類があります。
 
◎皮膚のトラブルになる原因
その人の肌バリアの機能が低下している場合があります。
肌バリアの低下は、消化器機能の低下、抵抗力の低下、老化、ストレスなどが原因で引きおこされます。
 

◎季節、気候変化で症状も変わる
外的な要因として、環境の変化、気候が大きく関係することもあります。
暑い時期、寒い時期、季節の変わり目、湿気の多い時期など、
いつ状態が悪くなるのか?
お風呂に入ればかゆみが増すのか?減るのか?
こういったお話しは、漢方薬を選ぶうえで重要なヒントとなります。
 
◎お困りの症状は様々
他にも、食物に起因する蕁麻疹、
植物や塵及び埃などが原因のかぶれ、
ウイルス性の水イボ、
代謝機能の低下で起こる老人性乾燥性湿疹やイボ、
ホルモンのアンバランスによるにきび、
原因がはっきりしない脂漏性皮膚炎、乾癬、湿疹、発疹等
と様々です。
 
◎皮膚の状態は非常に重要な情報源
皮膚のお悩みは、人によって様々でその状態を詳しく知ることが重要となります。
・赤味があるのか? かゆみがあるのか?
・熱をもっているか?
・ジュクジュクしているか? 乾燥しているか?
・水疱があるか?
・化膿しているか? うっ血しているか?
・皮膚の色に暗赤色がみられるか?
・繰り返すかゆみによる皮膚の掻き壊しがあるのか?
 

◎中長期なお時間を一緒に伴走させて頂いております。
アトピー性皮膚炎は遺伝的要因を背景に、
ストレスなどが重なって悪化しているケースが多くみられ、すぐには寛解しないことが多いです。
短期的な服用ではなく、根気強い中長期的な服用が必要なため、
症状と向き合うことに、私たちも一緒に伴走させて頂いております。
 
◎おすすめ漢方薬はその人の症状により違います
皮膚のトラブルはその方により様々です。
その方の症状に、よりきめ細かく沿ったオーダーメイドの煎じ薬が優れた効果を発揮する場面があります。

症状を伺ったうえで、赤味、かゆみを取り除く漢方薬で開始し、
肌のバリアの回復やお身体全体のバランスを調整する漢方薬をご服用頂くことで、良くなるケースもあります。
ひどい症状の場合は、ステロイドや抗アレルギー薬等の医薬品との併用を行い、徐々に副作用の強いお薬などを減
らしていく方も数多くいらっしゃいます。
 
お一人お一人の体質や症状に合わせて、お薬選びをお手伝いさせていただいております。
 
オースギのエキス顆粒には次の様な症状にお勧めしている漢方薬がございます。

赤味が強く、熱感がある方に
 【オースギコーミン】
化膿性皮膚疾患や蕁麻疹、湿疹、冷えが原因の方にも
 【モリ ハイドクミン】
消炎と乾燥を癒すバランス処方
 【モリ ウーセイン】
漢方の解毒薬、体質改善に
 【モリ ビトール】
赤味の強いニキビ、頭部の湿疹に
 【モリ ビナール】
 
その他、漢方の塗り薬「紫雲膏」や、かゆみに「雪妙」、やさしい保湿の「馬油クリーム」、水虫に「華陀膏
もおすすめです。

 

◎日ごろの養生法
食事が大きく関与しています。
赤味やかゆみが強い場合は、温める食べ物や甘い物、お酒などは
控えた方が良い場合があります。
食事は和食中心、腹八分目が基本となりますが、
その方にあった食べ物を見つけていくことも重要です。
 
◎体質改善のお手伝い、それが漢方薬
血の流れを良くする「モリ ビーシャン」や肌のバリア強化の「モリ エーポン」、
解毒の機能を促進する「ハイ・カンポール
などの服用もおすすめしております。。
 
気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
ご相談は、お電話 06-6629-1715(営業時間 9:00~17:30 月~金・最終土曜日)

 
参考資料 ・日本皮膚科学会 ガイドライン
     ・漢方医学 大塚敬節著
     ・漢方処方解説 矢数道明著
     ・図説 漢方処方の構成と適用 森 雄材著
     ・漢方診療のレッスン 花輪 壽彦著