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症状別の解説 鼻炎・ちくのう・花粉症

■鼻の症状について■

昨今、鼻炎、ちくのう、花粉症などの症状のご相談が増えております。
 

◎鼻の症状は早めの治療
急性の鼻炎は、風邪などのウイルスが原因で起こりますが、
早めの漢方治療で治していくことがお勧めです。
 
弱った鼻腔粘膜に菌が入り込み鼻炎を繰り返し、長期に症状が続く場合に、
慢性副鼻腔炎(ちくのう症)と診断される方がいます。
その症状は、「鼻づまり、鼻漏、頭重、鼻が匂う、膿がたまる」等が現れてきます。
 

◎お困りの症状は様々
これらのお困りの症状には、
副鼻腔の炎症を鎮めて、膿を出す作用のある生薬が含まれている漢方薬がお勧めです。
 
花粉症などのアレルギー疾患の場合には、
くしゃみや水様の鼻水、目がかゆくなる、などの症状を改善していく漢方薬がお勧めです。
 

また、慢性副鼻腔炎とアレルギー症状を合併している方も多く、早めの体質改善をお勧めしております。
 
他に気管支から咳が原因で鼻に症状が出てくる場合もあります。
最近では、「好酸球性副鼻腔炎」と診断を受けられ、ご相談いただくケースもあります。
 

◎おすすめする漢方薬はその人の症状により違います
鼻症状に使用される漢方薬は数多くあり、その人の体質や現れた症状によって使い分けられます
例えば、
・急性?慢性?
・子供の頃から扁桃炎などの炎症を起こしやすいタイプ?
・鼻のあたりが熱っぽい?水っぽい鼻汁?
・鼻汁の色は白い?黄色い?
・いつ症状が出るか?味覚はあるか?鼻茸などの進行具合は?
 

お一人お一人の体質や症状に合わせて、お薬選びをお手伝いさせていただいております。
 

オースギのエキス顆粒には次の様な症状におすすめしている漢方薬がございます。

ちくのう、鼻の奥に熱がこもる、喉の奥のドロッとした鼻汁に
 【ハイビナール】
慢性鼻炎、首筋がこる方のちくのうに
 【モリ チクノーン】
副鼻腔炎、子供の頃からの炎症体質の改善に
 【モリ ビトール】
薄い水っぽい鼻水、花粉症、慢性鼻炎に
 【モリ ゼンチトウ】
 
冷え性で鼻水が白っぽい方には、飲みやすい『錠剤タイプ』等もございます。
また、煎じ薬は様々な種類がございますので、その方の症状によりきめ細かく沿ったオーダーメイドの煎じ薬をご提案させて頂いております。

 

◎日ごろの養生法
風邪は万病のもと」まずは、日頃から風邪を引かないこと、
ウイルスを防ぐことができる健康な身体づくりをしておくことが大切です。
和食中心の食事、適度な運動、十分な睡眠が一番の養生です。
 

◎体質改善のお手伝い、それが漢方薬
鼻の症状は、風邪を早めに治す漢方、ハイカッコー等。
風邪のページも是非ご覧ください。

 
風邪などを繰り返す方、治りにくい方などは、からだ本来の抵抗力を高める漢方薬である
ジュホトウ」「モリ エーポン」などの服用もおすすめしております。
 
気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
ご相談は、お電話 06-6629-1715(営業時間 9:00~17:30 月~金・最終土曜日)

 
参考資料 ・日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科健康診断マニュアル
     ・漢方医学 大塚敬節著
     ・漢方処方解説 矢数道明著
     ・図説 漢方処方の構成と適用 森 雄材著