
桂皮はクスノキ科ケイの樹皮または周皮の一部を 取り除いたもの。古くから世界各地で薬や香料として用いられてきた。中国南部、ベトナムとの国境に近い広西地区は“桂樹の郷”と呼ばれ、西江桂皮・東興桂皮として知られる。また、東興桂皮はベトナム桂皮と同じといわれている。

桂皮の産地・広西は広西チワン族自治区で、南寧市がその省都である。 南寧市より西北が西江桂皮の産地(平南)で、東南のベトナム国境に近い所が東興桂皮の産地(那良)と言われている。

●十万大山
十万大山は東興桂皮産地に行く途中、高さ1,000mくらいの山々が幾つも連なる国家森林公園で、一部には熱帯雨林が原始林のまま残されている。

南寧から東興桂皮の産地・那良へ向かうところに検問所があり、通行証を提示する。 国境に近い所なので許可がなければ通れない。

途中の道路端にはケイの木がたくさん生えている。

桂平市にある北回帰線の標識
ケイの木は亜熱帯地域の温暖湿潤で、日当たりと排水の良いところがよく育つ。

ケイの種

西江ケイの種子

畑で苗を育てて山に移植する。

移植する山(奥)

4・5月は雨期で、桂皮の皮剥ぎはこの時期に行う。

最初に切り込みを入れ、縦に切っていく。


剥ぎ取られた桂皮

左から東興桂皮・皮去り・西興桂皮。
厚みの違いは樹齢によるもので東興は10年もの、西興は5年もの。
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