半夏(ハンゲ)

半夏(ハンゲ)

サトイモ科カラスビシャクのコルク層を除いた塊茎。
半夏の名は夏の半ばに花が咲き、その頃採取することに由来する。悪心、嘔吐、消化不良、咳嗽、去痰などの改善に用いられる。漢方処方の麦門冬湯・半夏厚朴湯・半夏瀉心湯などに配合されている。

半夏の栽培地、甘粛省・天水市

天水地方は半夏の産地として有名。

甘粛省(かんしゅくしょう)・天水。天河の水が注ぎ込むとの伝説からその名が付いた。シルクロードの重要な役割を担ってきた古い町である。市の郊外にそびえ立つ海抜1700mの弧峰は、その姿が麦わらを積み上げた様子に似ている事から麦積山と呼ばれている。

麦積山石窟

敦煌・莫高窟、大同・雲崗石窟、洛陽・竜門石窟とともに中国四大石窟に数えられている。194の洞窟に壁画や7800体以上の塑像・石像が残っている。

伏羲廟

伏羲(ふくぎ)は中国伝説の三皇五帝の第一皇で、「人類の始祖」と言われている。上半身は人間で下半身は蛇とされ、動物を飼い慣らし人類に牧畜を教えた。また、文字や暦を作ったり、八卦や楽器まで発明し、人類に文明というものをもたらしたと言われる。天水一帯には古くから伏羲にまつわる遺跡が多く、伏羲の故郷として祀られてきた。

半夏の選別

  • 異物を取り除き、細長い物、臍の周りの模様により区別をする。

  • 網で甲乙丙丁に分級する。

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